La Dea delle Foreste
ラ・デア・デル・フォレスタで起こる日々の出来事・・・

blossom party                 

.....。


釜の中のケーキの焼き上がり具合を見ながら
あたりのようすを伺う。


誰もいない。

.....今日は。


なんだか、昨日のように、
ビアンカさんがこっそりキッチンに潜んで
こちらを伺っているような気がして...

...まあ、昨日あれだけ言ったから
もう大丈夫でしょう。

そうは思うものの、
パーティーも近いことですし、つい...。


そう。

この季節の一ヶ月というのは
本当にあっという間のこと。

降り積もっていた雪も解け、
枝の蕾はだんだんと赤みを帯びてきました。


ロベルティーネ様が悪夢に魘されるようになった
あの『招かれざる客』事件から もう一ヶ月。

来週末は、ロベルティーネ様たっての希望で行われる
『男子禁制のブロッサムパーティー』です。

来週末には、この館にも 花のように着飾った
華やかな女性方が訪れることでしょう


女性ばかり...

ということは
今回は普段以上にスイーツにも
力を入れなければなりませんね


甘いものを嫌いな女性は
世界どこを探してもおりませんから...。


ジェラルドさんからお預かりした
来客リストを見て、何を作るかを考えていると...


...あら...

見慣れないお嬢様がお一人―


<Ms.Drysdale>


ドライスデール家...三女様... ... ...?

私は10代の頃からこの家にお使えしておりますが
このお名前は初めてお見かけするお名前です。


さて...このお嬢様は
どんなお菓子がお好みなのでしょう。

ヴィルフリート様のお客様ということですから、
ヴィルフリート様になにか好みを聞いてみましょうか。



―とその前に、もうすぐ焼きあがるケーキは
安全な場所に移動しておかなければなりませんね。

お願いできるのは、しっかり者の...


「マリルさん!ちょっといいかしら」
 
: メイド長・リナ : - : - : posted by La Dea delle Foreste :
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