La Dea delle Foreste
ラ・デア・デル・フォレスタで起こる日々の出来事・・・

香り                 


 誰も居ない学園のサロンで、壁に寄りかかって窓の外を眺める。
 柔らかな香りを放つ手元の紅茶に視線を落とした。


 ・・・先日の帰省には思ったより色々な事があって・・・あまり休めた気がしないな。
 


 でも学園に帰って来たことでまだまだやることは山積みだ。
 そうだな・・・。そういえば、まずアルヴァに改めてルーサーの紹介をしなくては。

 おかしいなあ。ルーサーは彼のことはきちんと知っているのに。
 知らないし聞いたこともないとか言ってたけど。
 あいつ、監督生の自覚がちゃんとあるのかな。

 というか自分の弟が誰と同じ部屋かくらい知っているべきだと思うけど・・・



 あと、ザビエルとかいうアルヴァの知り合い。
 どうやって僕の部屋に入ったり・・・倉庫から古靴達を持ち出したのかは知らないけど・・・
 結局何なのかは解らなかったな。

 あぁそういえば。そのザビエルといえば、つい先日ジュリオから連絡が来ていたことを思い出す。
 ・・・ 流石、ジュリオは仕事が早いね。
 おかげさまでよく眠れそう。



 風がふわとそよぐと、紅茶の香りに一瞬包まれた。

 ・・・ロイヤルミルクティーの良い香りだ。



 さて、そろそろ行かなくちゃ。
 ルーサーが用事があるとか言ってたな。


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