La Dea delle Foreste
ラ・デア・デル・フォレスタで起こる日々の出来事・・・

従僕のススメ                 


パーティーが近づき、会場、客室、廊下の順番に照明設備の点検を行っていた。

ある部屋に近づいた時、いつもの日常がやってきた。
 
「きゃーーーーーー あれほど言っておいたじゃない」
 
またロベルティーネ様の叫び声

「もういいから出ていって!」
 
大きな怒鳴り声が聞こえていた部屋から、ジュリオさんが出てきた。

 
やれやれ、あのお方のお相手も大変だなと思い、さぞや呆れた顔をしているのかなとジュリオさんの顔を少し離れたところから覗いたとき




あれ?
 
なぜか嬉しそうに笑っている。
 
そーいえばジュリオさんは、お嬢様からどんな無理難題を押し付けられても、どれだけ怒鳴られても嫌な顔1つ見せたことがないことに改めて気付く
 
それは、きっとジュリオさんができる執事だからって思っていたのだけど、ふとそれだけではない気がした。
 

ジュリオさんがいつからお嬢様のことを知っていたのか?
詳しいことは全然わからないのだけど。
 
どんなわがままでも笑って許してしまう。
昔からずっとそんな関係だったのかなって?




僕にはできないや…
 
触らぬ神に祟りなし
 
ロベルティーネお嬢様とは極力関わらないように

それが、このお屋敷で従僕として上手に生活していくコツだからな。
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