La Dea delle Foreste
ラ・デア・デル・フォレスタで起こる日々の出来事・・・

asleep                 



 「私はね、本当は貴族なんて大嫌い!」

眠る前の、ほんの少しの時間に、

ふとマリルさんに言われたことを思い出しました。


私はティーレマン家から下働きのメイドとして此方のお屋敷を訪れたはずなのに。

普段通りに接していたはずなのに、マリルさんはそれ以降も少しだけ冷たかったです。



きっと、こんなことを考えてしまうのは、

ミスター・ダブロフスキーと話して、私の両親の話を聞いたから。


改めて、私は、

エルミーラ・コルネリエ・ティーレマンであり、

エルミーラ・コルネリエ・アウデンリートなんだと実感しました。



もし私がはじめから下働きのメイドだったら、

マリルさんとあんな会話をすることはなかったのかしら。



ううん、くよくよしたって仕方がないわ。

私は、エルミーラ・コルネリエ・ティーレマン。

明日からもまた、私に出来ることを精一杯やるだけです。




でも、私がどんな「私」であったとしても、

太陽みたいに明るいあの方は、同じように私に接してくれるのかしら。

こうやって私が少しの考え事をしている時に、

「なんだ?また何か難しいこと、考えてんのか?困り眉!!」

なんて、明るく笑い飛ばしてくれるのかしら。


太陽みたいにきらきらと輝く金色の髪を携えた、

乱暴そうに見えて優しくて、

豪快そうに見えて物知りな、マーチャントのゲルトさん。

今夜は少しだけ、貴方の温かさと優しさを思い出して・・・。
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