La Dea delle Foreste
ラ・デア・デル・フォレスタで起こる日々の出来事・・・

sorriso beato                 



パーティーから数日が経ち、日々の平穏が戻りつつある。

エルミーラお嬢様にお茶をお届けする途中、ふとある窓で立ち止まった。
 
その窓は、まだエルミーラお嬢様がこちらのお屋敷にメイドとして仕えていた頃、すごく淋しげな表情で外を見つめていた窓



………


 
「エルミーラ どうかしたのかい?」
 
「ああ ハンスさん ちょっと考えごとをしていて」

 「このお屋敷には慣れたかい?」
 
「一生懸命やっているつもりなのですが、いつも皆さんにご迷惑をおかけてしまって…」
悲しげに微笑むエルミーラ

「ああ…マリル達か… エルミーラはさ、他のお嬢様達とは違って今まで苦労してきているのだし、仕事も一生懸命やっていると僕は思うんだ だからエルミーラはエルミーラらしく振舞っていればいいんじゃないかな?」

「ありがとうございます ハンスさん」



………

ふと、あの時のエルミーラの淋しげな表情を思いだす。
 
お茶を運び、エルミーラお嬢様の部屋の前に立ち、ドアをノックする。

「失礼いたします エルミーラお嬢様 お茶をお持ちいたしました」
 
「あぁ ハンスさん どうぞ」
 
扉の向こうから優しげな声が聞こえてくる。


そっとドアを開けると…

 
鏡台の前に、陽の光を浴びてとても優しい表情を浮かべたエルミーラお嬢様が座っている。
 
本当に幸せそうに微笑むエルミーラお嬢様


その表情を見て心の中でそっと呟く

 <もう あんなに淋しげな表情をすることはないのだろうな… おめでとう!エルミーラ>
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